現在、毎月20本を超えるライブをこなす吉崎さん。10月にはCDの全国リリースも決定し、プロのミュージシャンに転身してからの活動はますます精力的です。取材当日も、八柱にあるラウンジでのライブの直前と多忙な日々。地元の松戸を中心に地道な活動を続け、その歌声がいよいよ全国に広がっていきます。
音楽が大好きで、音楽が支えだった少年時代
“ウィ・アー・ザ・ワールド”に心打たれプロを決意
松戸市の日暮で生まれた吉崎さん。もの心ついた頃から音楽が大好きな子どもでした。「小学校の頃は肥満体型で運動は苦手。いじめにもあい辛い思い出もあります」という少年時代、そんな吉崎さんを支えてくれたのが音楽だったそうです。「音楽は、別け隔てなく聴く人を受け入れてくれます。それが音楽の素晴らしさだと思います。少年の僕を受け入れてくれて、弱くなった自分の存在を確認することができた音楽には、本当に感謝しています」と語る吉崎さんの言葉には、音楽への愛情が溢れています。
音楽にのめり込んでいた高校時代、英語の授業で聴いた「ウィ・アー・ザ・ワールド」に大きな衝撃を受けました。「高い技術を持った世界的なミュージシャンが集まり、アフリカの貧困に対してできることをしようと集まる。音楽の可能性にとても感動し、自分もプロになろうと決心しました」。その体験は、数多くの施設でも演奏する吉崎さんの活動にも現れています。「有名な彼らとは違っても、音楽で希望や喜びを分かち合うということに違いは無いと思います。僕も、自分が今できることをしたいし、自分の音楽で喜びを感じてもらえるなら、どこにでも届けたいんです」とその思いを力強く語ってくれました。
CD全国リリースやコアラTVでのオリジナル曲採用
プロとしての急速な成長を遂げた一年
薬園台高校から早稲田大学に進んだ学生時代も、吉崎さんの生活は音楽中心でした。大学4年だった2009年には、念願の森のホール小ホールでのワンマン・ライブも成功させ、プロを目指すために就職はせず、学習塾を経営しながら活動を続けました。しかし全てが順調だったわけではありません。「大学を出てから、挫折もありました。一時は心の病を抱え、苦しい日々も経験したんです」。自分を見つめなおすため淡路島に移り、若い芸術家を育てる住み込みのプログラムへの参加。そのような経験を経て改めて松戸で音楽活動を再開すると、環境は次第に好転して行きました。「コアラTVのニュース番組のテーマソングに僕の曲を選んで頂いたり、さまざまな場所でのライブのオファーをもらえるようになったんです」。彼の音楽が地域で知られるようになると、その輪はまたさらに大きくなる。吉崎さんは、いまの状況にとても感謝していると言います。
「10月19日には今年の一つの山場として、松戸駅西口の市民劇場で350人規模のチャリティー・ライブを行います。また来年の10月には、森のホールでのワンマン・ライブも今からチャレンジしていきます」と常に前を見つめる吉崎さん。たった1人からの活動が松戸から全国に広がっていく吉崎さんの活動に期待です。
吉崎さとし
1987年4月21日 松戸市生まれ
早稲田大学在学中に森のホール(小)でのワンマン・ライブを敢行し成功。
2013年4月からコアラTV「デイリーニュース」のエンディング曲に採用され、来る10月にはアルバムCDを全国リリース。これからの活動が期待される若手ミュージシャンです。
シンガーソングライター 吉崎さとし Officeial Site
”歌う!まつど観光大使“吉崎さとしのブログ
吉崎さとし – YouTube