「靴磨き」というと、みなさんはどういうイメージをお持ちでしょうか。オシャレなカウンター・バーのような店内で、カクテルをふるまうバーテンダーのように靴を磨いてくれる。そんな素敵な空間が松戸市役所のすぐ近くに誕生。そこで腕を振るい靴をピカピカにしてくれるのが、安井幸治さんです。
ショップ店員をしながら独学で靴の勉強
足立区で生まれた安井さん、学生のころからファッションに興味を持ち、とりわけ靴の魅力に取りつかれました。「学生時代は、靴に囲まれた生活をしたくて、上野のアメ横でショップの店員をしていました」。そう語る安井さんは、独学で、靴にまつわるあらゆることを学んでいったそうです。オシャレを追及するほどに靴の重要性を感じるといい、自身の職場である靴磨き専門店「ディクール」という店名も“本当の格好良さは足元から”という意味が込められた造語なのだそう。学校卒業後は、デザイン会社に勤務し、出版などに携わっていたそうですが、靴に関する仕事に就きたくて、同店でシュー・シャイナー(靴を輝かせる、の意)としてのキャリアをスタートさせました。
「自分にとって靴磨きは、ひとつの作品づくりのようなもの」(安井さん)
そんな安井さんを訪ねて、靴磨きショップ「ディクール」に。そこはまるでカウンター・バーを思わせるような、とてもシックでお洒落な空間です。「足元は、ファッションにとっても、健康にとっても、とても大切なもの。そのお手入れを、豊かな雰囲気の中で提供させていただきたい」という考えが込められています。靴磨きといっても、その内容はさまざま。色合いや輝き、ツヤの深さなど、お客さんの好みを丁寧に聞きながら、どのように仕上げるかをイメージしていきます。そして、値段表も、まるでカクテルのメニューさながらです。そして、使用するケア用品にもこだわりが。「ワックスやクリームは、フランスのサフィール社のものを採用しています。よくのびるし、しっとりと高級感のある仕上がりをお届けできるんです」と、仕事に妥協はありません。「僕にとって靴磨きは、自分の作品をつくっているような感覚なんです。この仕事を通して、お客様の生活の豊かさを少しでもご提供できたらと願っています」と語る安井さん。松戸にまたひとつ、新たな文化拠点が生まれました。ぜひ貴方もディクールで、安井さんの技術に触れてみて下さい。
安井幸治(やすいこうじ)
昭和48年2月 東京生れ。
少年時代からファッションに興味を持ち、独学で靴を学ぶ。靴磨き専門店『DICOOL(ディクール)』にて、専属のシュー・シャイナーとして活動。
靴磨き専門店 DICOOL(ディクール)
千葉県松戸市根本452-105 GoogleMap
TEL.047-365-9211
営業:12:00~20:00
定休:不定休
http://ameblo.jp/shoeshine-dicool/
店長のセンスに惹かれ、通い始めて既に4足綺麗にして頂きました。他店で満足出来なかった方、オススメです♪
他店で断られ諦めてた靴を綺麗にして頂きました。
靴磨きで感動したのは初めてです。
またお願いします。