文化庁が育成する新進芸術家に選ばれた期待の表現者 – ドイツ研修から帰国しさらに意欲的な創作活動を展開
本間祥公ダンスエテルノ所属 山口華子

本間祥公ダンスエテルノ所属 山口華子

現代舞踊の第一者の娘として

新京成線 八柱駅北口にある本間ダンスバレエアカデミー。現代舞踊においてひときわ輝きを放つキャリアを誇る本間祥公(よしき)さんが主宰する、歴史あるダンスアカデミー
です。その本間さんを母に持ち、幼少の頃から本格的なダンスに触れてきた山口華子さん。国内で舞踊に関する数々の賞を受賞する実力が認められ、育成すべき新進芸術家として文化庁の研修員に選ばれる。ドイツに渡って幅広く舞台芸術を学び、このほど帰国。ヨーロッパでの経験をもとにさらに意欲的な創作活動を展開し、松戸から全国に発信しています。

その実力が認められ文化庁の研修員としてドイツへ

ダンスや舞踊に関してヨーロッパと日本における違いについて「プロとのしての境界線が明確で、職業意識の高さやプライドの持ち方には刺激を受けました」と語る山口さん。目指しているのは、劇場専属型のカンパニーの育成です。「日本にも、自治体が建設したホールはたくさんあります。でも、そこに専属のプロがいません」。ドイツでは、一つの市にたいてい劇場があり、そこにはオペラやオーケストラ、演劇などそれぞれの部門がある。そして各部門のプロ達が活動を支えているのだとか。「彼らはお給料をもらって活動するからこそ、地域との密接な関わりを大切にしています。そして、日本のように身構えた芸術・文化ではなく、生活に溶け込んだ身近なものとして人々の暮らしに芸術を届けているんです」と話す山口さんの表情には、ご自身が関わる舞台芸術で地域での人々の暮らしを豊かにしたいという思いが溢れています。そしてその活動が松戸から世界へと広がっていくことが期待されています。


山口華子

本間祥公ダンスエテルノ所属。
お茶の水女子大学 文教育学部 芸術表現行動学科卒業。
創作活動においては東京新聞主催全国舞踊コンクール第64回・第65回大会で創作部門第2位、そして第66回の同コンクールでは第1位を獲得。その他、文部科学大臣賞、東京新聞大賞なども受賞。
また文化庁の研修員として任命され、2011年秋から1年間、ドイツの市立劇場のタンステアターダンサーとして舞台経験を重ねる。
現在はドイツでの研修をもとに創作活動をする傍ら、一般企業を対象としてダンスコミュニケーションワークショップ(DCWS)の実践や、本間ダンスバレエアカデミーの指導者として後進の育成を手がけている。
山口華子ブログ Freewheeling
本間祥公ダンスエテルノ
本間祥公 – Wikipedia

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