往診でのやさしい診療が話題の八柱駅前の歯医者さん

10月に新八柱駅前にオープンしたばかりの「きょうどう歯科」。「患者さんと地域に寄り添った歯科医療を目指しています」と語るのは、理事長の藤野健正さん。開院間もない同院だが、年齢や性別を問わず、全ての患者さんへのやさしさ溢れる診療が、急速に地域の信頼を集めています。

目指すのは、歯科医療を通じた“健康家族づくり”(藤野)

診療所に足を運ぶ患者さんのみならず、ご家族全体の健康を、歯科医療を通じて守っていきたい。それがきょうどう歯科の医療理念です。「私たちは、単に営利ではなく、歯科医療で地域の医療福祉に参加し、貢献していきたいと思っています」(藤野さん。※以下、「」カッコ内は藤野さんの言葉)。
歯科医として長いキャリアを持ち、多くの患者の治療にあたってきた藤野さん。進む高齢化を目の当たりにし、また’95年の阪神大震災の被災地での医療ボランティアの経験などから、在宅医療を推進し、支えることの大切さを痛感してきたそうです。

地域の暮らしを支える歯のホームドクターでありたい。だから“非営利で協働・共同する歯医者さん”がモットー(藤野)

患者本位の医療を求める藤野さんだが、その取り組みの一つが、訪問歯科診療、いわゆる“往診”だ。往診を手がけ続けるには苦労も多かったという。「全国的に、往診を支える制度が発達していない中で、試行錯誤の繰り返しでした」。そんな苦労を乗り越えて来たのは、ひとえに歯科医療が豊かな地域福祉に貢献できるという思いから。「私たちは、地域で暮らす方々を支える、歯のホームドクターでありたいと願っています。そのためには、家族ぐるみで信頼し合える医療をご提供する必要があるのです」。なるほど、だからこそ自宅での歯科診療に力を注ぎ、患者さんの健康全般に貢献しようとしているのですね。「その為には、診療所の運営にはムダを省き、患者さんに還元しなければ成り立ちません。ですから多くの方の協力をもらい、“共同”・“協働”しながら非営利で運営することを深く誓いました」と、きょうどう歯科の由来も話してくれる藤野さんの人柄は、聞く人を引きつける魅力に溢れています。

くつろぎのサロンを思わせる待合室とプライバシーに配慮した先進の診察室

1人ひとりを大切にするきょうどう歯科。その思いは、クリニックづくりにも表れています。落ち着いた雰囲気でホテルのサロンを思わせる受付と待合室は、患者さんにくつろぎの時間を提供したいという考えから。そして診察室も患者さんごとに区切られ、プライバシーへの配慮が整っているので、安心して、リラックスした治療が受けることができます。
「松戸市は高齢の方も多いですが、小さなお子さんも多く、バランスのいい地域。私たちも、年代を問わず、何世代もの患者さんに愛され、親しまれる歯科医院を目指しています」という藤野さんの言葉通り、訪れる全ての人が安心できる技術と雰囲気が、きょうどう歯科が地域に信頼される理由だと強く感じました。