元松戸市議会議員 みのわ信矢が語る「2012まつど」
まつどジャーナル代表 元松戸市議会議員 みのわ信矢

まつどジャーナル代表 元松戸市議会議員 みのわ信矢

津波による甚大な被害と福島原発事故による放射能汚染への不安を巻き起こした東日本大震災。3.11を経て、私たち日本人の生活スタイルや考え方に大きな変化がもたらされました。大阪市長・府知事のW選挙での結果など、政治も確実に転換が求められる中で、松戸市が進むべき道は?松戸市議会で2期活動し、本紙代表も務めるみのわ信矢が、2012年の松戸市を展望します。
聞き手:編集部 滝澤

子どもたちの未来に影を落とす放射能汚染

— まず、昨年を振り返って。
みのわ 東日本大震災は、多大なる被害を各地に及ぼしました。松戸市は幸いにも大きな被害を受けることはなく、良好な地盤など都市としての利点が再確認できた部分もあります。ただ、放射線量に関して、ホットスポットといわれる松戸では、小さなお子さんをお持ちのご家庭などでいまだに不安が膨らみ続けています。
— 放射線への市民の不安に対して市の対応は十分でしたか?
みのわ 私は常盤平地区の子ども会連合会長、あるいはPTAの役員として常に多くの保護者と接します。そこで思うのは、残念ながらこれまでの市の対応は、市民の不安を減らすには不十分だったということ。市の取り組みにも次第に意義あるものが出てきましたが、常に市民の声に対して後手に回っているという印象です。

女性の活躍が社会を元気にしてくれる

— 将来につながる明るい話題はなんでしたか?
みのわ 辛い話題の多い1年でしたが、一方で、女性の活躍が輝いた年でもありました。その最たるものが、女子サッカー・ワールドカップでのなでしこジャパンの優勝。松戸市出身の宇宙飛行士 山崎直子さんの活動も、いまだに地元の子どもたちを励まし続けてくれています。そして放射能汚染から身を守る対策にしても、女性の視点・母親としての目線が、各地で腰の重い行政を動かす原動力ともなったと思います。女性の声に耳を傾け、その思いをしっかりと受け止め女性を支える政治の必要性が、さらに高まるでしょう。

松戸から安心の医療はなくなる?!混迷を極める松戸市政

— 迷走する民主政権同様、病院問題をはじめ松戸の市政にも混乱が見られます。
みのわ 上本郷の市立病院の現地建替えを安価で実現することを公約とした本郷谷市長。しかし公約を破棄し、その説明もないまま無責任に移転候補地をにおわせ、ついには突如として千駄堀案を示しました。さらには、広報まつどでの同案の説明のいい加減さを指摘され陳謝するに至るなど、市長自らが市政に対する信頼を低下させ続けています。思いつきのような施策提示によって行政職員は振り回され、市民不在の市政運営がまかり通ってしまいかねず、健全さを失っています。
厳しい批判を浴びながらも辞職の決断を避ける本郷谷氏が市長の座に居座り続け、それを支える保身ばかりの議員勢力が存在することで、議会は実質的に機能不全に陥っていることが、現在の松戸市の最も深刻な問題です。それは、本市から安全で高度な医療環境を奪い、多くの市民の健康を犠牲にすることにつながります。私は誰よりも地元を理解し、愛情を持っていると自負しています。人と人とが温かくつながり、安心と安全が息づく松戸づくりに、本年も全力で取り組み続けます。


みのわ信矢

昭和42年 松戸市常盤平生れ 常盤平第一小学校卒業 / 最終学歴 青山学院大学卒業
議員としての経歴 松戸市議会議員として2期活動。予算副委員長、決算副委員長、教育経済常任委員長などを歴任。
その他の経歴 中央学院大学法学部講師(地方自治)、NPO法人 理事、社団法人 常任理事、松戸市子ども会常盤平地区会長、など
本紙、まつどジャーナルの代表でもあり、妻、子ども2人の4人家族。
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放射線の計測をするみのわ信矢
各地で放射線の計測を継続しています

市民の命を守るため病院問題の早期解決を
市民の命を守るため病院問題の早期解決を

2 thoughts on “元松戸市議会議員 みのわ信矢が語る「2012まつど」

  1. 箕輪先生のHPを拝見し、介護・医療にお詳しいと思い投稿致します。
    母の入所していた特養老人ホームで、2度の介護事故にあい左右の大腿部骨折をしてし
    まいました。
    老人ホームより、事故の詳細に関し、説明を求めましたが、現在まで説明が無い為、市の
    介護保険課より事故報告書の開示をして頂いたところ、事故報告書のの内容に不審なとこ
    ろがあり、介護保険課に異議申し立てし、回答頂きましてが承服できません。
    箕輪先生に一度、事故報告書を見て頂き、介護保険課の回答に問題が無いかどうか、お話
    したいのですが、如何でしょうか。

    1. 早川清司さま
      この度のご連絡を拝受いたしました。
      また、返信が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。
      特養での事故がおありになり、周辺状況にもご納得いかないご様子を拝察いたしました。
      その特養が民間の運営母体である場合、市議会議員がどこまで関与可能かは分かりませんが、
      関連資料をお見せいただけるのであれば拝読し、ご協力できる部分を検討させていただきます。

      つきましては、以後は個別の事案となりますので、
      後援会のメールアドレスへの私信としてご連絡いただければ幸いです。
      何卒よろしくお願いいたします。

      松戸市議会議員 箕輪信矢

      後援会メールアドレス
      minowakouenkai@gmail.com

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