若い地元青年経済人による明るく豊かな地域づくり活動
公益社団法人 松戸青年会議所 2013年度理事長 富永桂明

松戸青年会議所 2013年度理事長 富永桂明

地元を愛する青年経済人が集まり、明るい豊かな社会を目指して活動する団体、それが松戸青年会議所です。1月に新体制となった松戸青年会議所の新理事長、富永桂明さんにお話を聞きました。

“温故創新”をスローガンに、みんなが連携した地域づくりを目指します

— 青年会議所とはどんな団体ですか?
富永  松戸や周辺に住み、仕事をしている20才から40才までの青年が集まって、まちづくり活動やボランティアなど、さまざまな活動をしています。私たちは松戸青年会議所として活動していますが、例えばお隣にも柏青年会議所があるなど、日本の700の地区に存在しています。また、それらは日本青年会議所に所属していますが、アメリカで発祥したこの活動は、現在、世界の約120の国と地域に広がっていて、広いネットワークの中で国際的な活動も展開しています。
— 世界的な広がりを持つ組織ですが、富永さんが取り組む活動とは?
富永  これからの地域づくりにおいては、みんながさらに強く連携することが大切だと思います。東日本大震災からまもなく2年が経とうとしていますが、甚大な被害を受けたこの記憶を私たちは風化させてはいけません。いざという時にも誰もが安心して暮らせる地域づくりには、強い連携が必要だということを、あの震災は教えてくれました。その教訓を生かし、私たちが暮らす松戸を今一度見つめ直して、人と人とのつながりを生む活動を展開したいと考えています。

生きる力を備えたたくましい子どもの育成と、地域経済再生に向けての企業間コミュニティの醸成

— 具体的には何をしていくのでしょうか。
富永  私たちはこのほど、地域社会全体に貢献するために公益社団法人となりました。そして、公益につなげる活動として、ここでは2点お話しします。一つは、生きる力を備え、自分の力で道を開いていけるたくましさを持った子どもの育成への取り組みです。言うまでもなく、子どもは地域の財産です。子どもの未来創造委員会を設置して、ますます競争が激しさを増す国際社会にも通用するような強い心を育んでいきたいと思います。
— 青年会議所は企業人の集まりでもありますが、経済活動においては?
富永  私たちは、松戸という地域で企業を経営する地域経済人の集まりでもあります。なので、二つめとしては、やはり地域経済の向上を目指します。地域に密着した経済活動をしっかりと分析して、同じ地域内で新たな企業間の連携を生み出せるような取り組みです。地元に根差した企業同士が連携することで、将来の経済状況に幅広く柔軟に対応できるような経済環境を整備します。そして松戸の元気を、私たち地域経済人から発信していきたいと思います。
— 最後に、まつどジャーナルの読者にメッセージを。
富永  長引く不況で、国も地方も元気を出せずにいます。だからこそ、20代、30代の私たちが率先して、活力ある地域づくりをしなければならないと思っています。私たちは常に仲間を求めています。事業主や経営者でなくてもかまいません。松戸のために、地域のために頑張りたいと考えている方がいれば、ぜひ私たちと一緒に活動しませんか。興味をお持ちいただけたら、ぜひ一度ご連絡いただき、私たちの活動をご覧になってみてください。

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