増税の前にやるべきことがある!
千葉県議会議員 川井友則(みんなの党)

千葉県議会議員 川井友則(みんなの党)

進まぬ復興や突如浮上した消費税率引き上げなど、場当たり的な政策の連続で国民の信頼を失い続ける政府。中央政治への不信の中で、地方を支える若手政治家への期待は大きい。そこで、震災直後の統一地方選挙で大躍進を遂げたみんなの党から川井友則県議を招き、県政が果たすべき使命について、本紙代表で元松戸市議会議員 みのわ信矢が聞いた。

県民生活を苦しめる消費税アップで、復興は遅れ不況は長引く

— 衆議院の解散もささやかれる中で、民主でも自民でもないという有権者の意識の受け皿として期待を寄せられるみんなの党ですが。
川井  そのような期待はとても強く感じますし、責任の大きさに緊張するほどです。野田政権が消費税率を引き上げることを表明した時期を境に、自民ではない野党としての期待がさらに膨らんだと実感しています。
民主党も自民党も、消費税のアップを目指している点で根は同じです。不思議なことに、大手メディアもそれに歩調を合わせ、復興と財政立て直しには消費税を上げるしかないと言います。でも待って下さい。本当にそうでしょうか。私はだれよりも地元を歩き、多くの方と言葉を交わしている自負があります。そこで目にする県民の生活、耳にするみなさんの声には、政治家も官僚もまず自分の身を削り、人びとの暮らしを一番に考えて欲しいという願いが込められています。
— それほどまでに地方経済は低迷している、と。
川井  私は、数十円単位を切り詰めて暮らす県民の付託を受けています。数パーセントの消費税がどれほど生活に重くのしかかるのか、誰よりも教えて頂いてきた。今の増税はさらなる買い控えによる消費低迷を生み、経済の停滞を長引かせるのです。
— 復興財源は消費税アップをせずに生めますか。
川井  その議論の前に、政府は国民が納得できるくらい、国有財産の見直しや、天下りに象徴される公務員の待遇見直しなどを行いましたか?ほとんど手つかずです。そして国民は、政府はもはや官僚に取り込まれているとすら感じている。そういう状態で増税をしてお金を生んだとしても、これまでと同じ既得権益や利権の構造に吸い込まれ、真の復興にはつながらないと思います。増税の前にやるべきことがある!私は断固としてそう主張し続けます。

県政から国のムダを訴え、県から国を変えます

— 増税や復興策など国政にたいして、県議会議員としてどう取り組みますか。
川井  千葉県全体をつぶさに見てみると、省庁や国の関連機関が関わり、かつムダの多い部分がたくさん存在しています。時代は地方分権であり、地域主権。つまり、自分たちのことは自分たちでという考えにシフトしています。そのような視点で県のムダを解消しようとする私の活動路線は、おのずと国や特別会計の予算と関連します。つまり私は、県から国を動かし変えていく力が地方議会にはあると信じて活動しています。
— 中央と地方は、複雑なもたれ合いの関係にありますが、それを変えようと。
川井  その通りです。そのために、政治的にしがらみのない、誰にでも何でも言える若い政治家が必要とされているのだと思いますし、私はその期待に全力で応えて参ります。そして政治は、そういった国民の正しい判断によって支えられているのであり、引き続き皆さまからのご指導とご助言をみんなの党、そして川井友則にお願いします。
— 本日はありがとうございました。


川井友則

千葉県議会議員 / 文教常任委員会 / 環境審議会 / 青少年相談員連絡協議会 副会長
昭和50年8月23日生れ(36歳)妻と娘2人の4人家族
好物:かぼちゃの煮付け
趣味:料理とBBQ
愛読書:司馬遼太郎の作品
座右の銘:蘭心竹性
http://kawatomo823.com
http://ameblo.jp/kawatomo823/

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