お芝居を通して、観光大使として・・・

観光案内所「ひみつ堂」を6月5日にオープン

大正初期に建築された風情のある古民家。松戸駅西口にあるこの建物を改装した観光案内所「松戸探検隊ひみつ堂」をオープンさせた石上瑠美子さん。「松戸市独自の魅力を広く伝えて行きたいんです」と語る表情はイキイキと輝いています。
30㎡ほどのスペースには、観光用のパンフレットをはじめ松戸の歴史にまつわる書物、各種イベントのチラシなどが陳列されていて、スタッフと語り合えるテーブルも設置。取材当日も、他市から松戸散策に訪れたと次々と来所する方々に、隠れた名所などを丁寧にアナウンスする石上さんは、まつど観光大使やシティガイドの会長も務めている。「このひみつ堂を、案内所としてだけではなく、さまざまな文化の交流拠点としても発展させたいですね」と、そのビジョンはますます広がりを見せています。

劇団の運営を通して松戸市の文化に貢献

石上さんの、松戸での活動はとても長いもの。現在はNPO法人である「松戸市民劇団」を立ち上げたのは1970年代のこと。以来、数々の創作劇を手がけ公演を重ねてきました。「松戸にまつわる題材で構成する演目に、たくさんの評価を頂けてきたことが、私の支えになってるんです」という言葉どおり、市内はもちろん、遠方からも公演依頼があり、梨で交流のある鳥取県倉吉市などに呼ばれることも。
最後にこれからのことについて伺うと、こう話してくれました。「とにかく、地元の魅力を伝え続けることが私のすべきことだと思っています。そしてこれからも観光を通して、文化を通して、演劇を通して、人と人とが触れ合えるまちづくりにつなげて行きたいんです。そのことで松戸がもっと魅力ある街になれば嬉しいですね」。